その他にも、このタクシードライバーによる数々の影響やエピソードが残されています。まず、この映画に影響されてジョン・ヒンクリーがレーガン大統領暗殺未遂事件を起こしました。ジョディ・フォスターは本作のデ・ニーロとの共演で演技に開眼したと語ります。突然アドリブを入れるなど子役として活躍してきたジョディには刺激的な体験となったようです。編集スーパーバイザー(Supervising Editor)とクレジットされているマーシャ・ルーカスは当時ジョージ・ルーカスの妻でした。スティーヴン・スピルバーグもクレジット無しで同じ編集スーパーバイザーとして参加していました。トラビスとアイリス、たくさんの死体と踏み込んだ警察官たちを真上から写す場面は、空家になったアパートの上階の床をくり抜いて撮影されたものです。同じシーンの血の生々しさから公開にあたってレイティング審査でXレート(=16歳以下入場禁止)指定を受け、光学処理(リンウッド・ダンによると言われる)で血糊の色を作り物らしく加工する事でR指定を受けました。